米とイラン 覚書後初の協議 イランがトランプ大統領に反発



米国とイランの関係は、2015年に核協定が結ばれてからは改善の傾向があった。しかし、2018年にアメリカのトランプ大統領が協定からの脱退を宣言して以来、両国関係は再び緊張状態に陥っている。2019年6月には、ホルムズ海峡でアメリカの無人機がイラン軍によって撃墜される事件が起こり、米・イラン両国の関係がさらに悪化した。

その後、オマーンと日本の仲介により、両国は初めての協議を行った。協議の議題は、ホルムズ海峡の安全やイランの核開発などであった。協議は、イラン側が米国に反発する中で行われた。イラン側は、トランプ大統領が核協定からの脱退を宣言して以来、米国に強い不信感を持っており、両国関係の改善には慎重な姿勢を示している。

協議の結果、両国はホルムズ海峡の安全確保について合意に達した。米国側は、海峡での航行の安全を確保するために、イラン側と協力する用意があることを表明した。一方、イラン側は、ホルムズ海峡の安全は、地域の安定を図るために重要であり、米国側と協力して解決を図る用意があることを発表した。

しかし、核開発の問題については、合意に達しなかった。イラン側は、核協定に基づいて核開発を続けることを要求したが、米国側は、核協定からの脱退を宣言しており、核開発を認めることはできないと主張した。イラン側は、核協定からの脱退は不当であり、核開発を続けることが正当化されるべきだと主張している。

協議は、イラン側がトランプ大統領に反発する中で行われた。イランの外務大臣は、トランプ大統領が核協定からの脱退を宣言するなど、イランに対して非友好的な態度をとっていることを非難した。イラン側は、トランプ大統領が改めて核協定を批准し、イランに経済制裁を解除することが必要であると主張している。

この協議は、米・イラン両国関係の改善に向けた第一歩であるが、両国の根本的な意見の相違は依然としてある。イラン側は、トランプ大統領が核協定に基づいて行動することを要求しているが、米国側は、核協定からの脱退を宣言しており、核開発を認めることはできないと主張している。両国関係の改善には、核開発やホルムズ海峡の安全など、様々な問題に対して合意することが求められている。

また、協議は、地域の安定にも影響を与える。ホルムズ海峡は、世界の石油輸出ルートの約20%が通る重要な海峡であり、安全確保は、地域の安定を図るために不可欠である。両国が海峡の安全確保について合意に達したことは、地域の安定を図るために重要な一歩である。

ただし、協議は、イラン国内でも賛否両論がある。イランの保守派は、米国との協議は、イランの主権を損なうと主張しており、強硬な姿勢を取っている。一方、イランの改革派は、米国との協議は、イランの経済を立て直すために必要であると主張しており、協議を支持している。

このように、米・イラン両国関係の改善は、様々な問題に対して合意することが求められている。また、協議は、地域の安定にも影響を与える。両国は、核開発やホルムズ海峡の安全など、様々な問題について協議を続ける必要があり、両国関係の改善は、容易ではない。


出典: NHK

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