倉庫にいたクマを駆除、近畿では初の「緊急銃猟」 奈良県東吉野村



ニュースのタイトル: 倉庫にいたクマを駆除、近畿では初の「緊急銃猟」 奈良県東吉野村

奈良県東吉野村で、先月、クマが出没して問題となっている。26日、県が東吉野村でクマの出没情報を把握したことを受け、近畿地方では初の「緊急銃猟」を実施した。クマが立てこもっていた倉庫付近で、駆除作業が行われた。

駆除の対象となったクマは、体重約100kgのニホンクロクマで、先月15日ごろから東吉野村内で出没が相次いでいた。同村の住民からクマの目撃情報が相次ぎ、県や村といった関係団体は、対応に追われる状況に陥っていた。クマが出没した区域の周囲には、柿や栗の木が立ち並んでいるが、クマは、これらの果実を食べていたとみられている。

「緊急銃猟」とは、人命や農業に被害を与える恐れのある動物を、緊急事態として駆除するというものである。奈良県は、クマの出没が人命や農業に重大な影響を及ぼす恐れがあるとして、環境省に緊急銃猟の実施を申請した。

実施された緊急銃猟では、県や警察庁といった関係機関が一体となって、クマの捕獲作業にあたった。クマの捕获には、専門家が使用する特殊な銃器などが用いられた。クマが立てこもっていた倉庫は、周囲を警察官や関係職員が厳重に封鎖しており、住民の出入を制限していた。

駆除後、関係機関は「クマの出没は、人命や農業に重大な影響を及ぼす恐れがあるため、迅速に対応する必要性があった」と述べた。同時に、住民に対しては、クマに遭遇した場合の対応方法について周知徹底を呼び掛けた。

この事件を受けて、奈良県は今後、クマの出没状況を引き続き監視すると同時に、住民へのクマ遭遇時の対応ガイドラインの普及を推進する方針である。また、将来的なクマ出没を未然に防ぐためにも、農作物を食べるクマを避けるための柿や栗の木の剪定作業の推進や、クマが家や倉庫へ入らないように、適切な対策を講じる必要性が叫ばれている。


出典: Asahi

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