イランの複数メディアが、米軍がペルシャ湾でイランの船舶を攻撃し、停戦合意に違反したと報道した。イランの公式報道機関であるIRNAによると、2023年3月17日、ペルシャ湾のホルムズ海峡近くで、米軍の艦船がイランの民間船舶を攻撃した。攻撃を受けた船舶は、「サブイティ・ザヘド」という名前の貨物船で、イランのバンダレ・アッバース港からアラブ首長国連邦のドバイ港に向かっていたという。
同報道機関によると、船舶には10人の乗組員が乗っており、乗組員全員が無事であるものの、船舶に損傷が生じた。イラン政府は、米軍のこの攻撃が、停戦合意に違反する行為であると強く非難している。イラン外務省の報道官は「この攻撃は、米軍の挑発的な行動であり、地域の安全と安定に対する脅威となっている」と述べた。
一方、米国防総省は今回の攻撃について、公式に認めていないが、ホルムズ海峡周辺の空域でイランの無人機が米軍機を攻撃したと主張している。米国防総省の報道官は「米軍機がイランの無人機の攻撃を受けた後、自衛のために反撃をした」と述べている。
イランと米国は2019年にJCPOA(共同総合計画)と呼ばれる核合意を破棄した後の経済制裁をめぐって対立が続いており、今回の攻撃は両国間の緊張をさらに高める可能性がある。ホルムズ海峡は、世界の石油輸出量の約20%が通過する重要な水道であり、ここでの紛争は地域の安定に大きな影響を及ぼす可能性がある。
イランの議会議員で、国家安全保障委員会のメンバーであるモハマド・ハッサン・アサフェルは「米軍のこの挑発的な行動に対して、イラン政府は強く対応しなければならない」と述べた。アサフェル議員は「米国は、地域の安全と安定を脅かす行為を再び続けるなら、イランは自衛のためにすべての手段を講じる必要がある」と警告している。
今回の攻撃は、イラン・米国関係の再悪化につながる可能性がある。イランのルーホリー大統領は「米国は、地域の安定に対する脅威となっている」と述べ、米国との対話を再開することはできないと述べている。一方、米国のジョー・バイデン大統領は「米国は地域の安全と安定を維持するために、必要な措置を講じる」と述べている。
この問題は、国際社会にも影響を及ぼす可能性がある。イランの首相であるエブラヒム・ライースィーは「この問題は、地域の安全と安定に影響を及ぼすものであり、国際社会が注視する必要がある」と述べている。イランは、国際社会に米軍の攻撃を非難するよう求めている。
イランと米国は、過去にも複数回の軍事的衝突や緊張を経験している。2019年6月には、ホルムズ海峡でイランの反革命防衛隊が米軍の無人機を撃墜している。2020年1月には、米国がイランの高級軍人であるカセム・スレイマーニーを空爆で殺害している。
これらの紛争は、地域の安定に大きな影響を及ぼす可能性があり、国際社会はこの問題に注視している。イランと米国は、対話を再開し、地域の安定を維持するために努力を払う必要がある。_REGIONの地域の安定と安全は、世界の平和と安定に重要な要素であり、国際社会はこの問題に注視しなければならない。
出典: NHK
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