冥王星より外側の天体に大気の存在を確認 国立天文台など発表



国立天文台や東京大学などの研究チームが、冥王星よりも外側にある小惑星・クァオアーに、大気の存在を確認したと発表しました。クァオアーは、太陽から約43億キロメートル離れたエッジワース・カイパーベルトと呼ばれる小惑星の領域に位置する直径約800キロメートルの小惑星です。

研究チームは、国立天文台のすばる望遠鏡とハワイ大学の望遠鏡を使用して、クァオアーの観測を行いました。観測により、クァオアーは、冥王星や他の小惑星と同様に水やメタンの氷で覆われていることが判明しました。また、クァオアーの周囲には、冥王星にみられるような薄い大気が存在することも確認されました。

研究チームは、クァオアーの大気は、冥王星の約100分の1の規模で、表面から約100キロメートルの高さまで伸びていると推定しています。さらに、クァオアーの大気は、極めて薄いものの、冥王星と同様に太陽からの紫外線によって発生すると考えられています。

この研究結果は、クァオアーや冥王星などの小惑星が、太陽系の形成における重要な役割を果たしていると考えられています。小惑星は、太陽系の惑星とともに形成され、惑星とともに太陽系を構成しています。また、小惑星は、太陽系の形成初期の条件を保管していることが考えられており、天文学者にとって重要な研究対象となっています。

国立天文台の研究者は「クァオアーの大気の発見は、太陽系の形成を研究する上で重要な発見である」と述べています。さらに「クァオアーは、太陽系の外側に位置する小惑星であり、その大気の研究は、太陽系の形成を理解する上で重要な手がかりとなる」と指摘しています。

これらの研究結果は、天体物理学分野の学術誌に掲載され、天文学者の間で広く注目されています。未来的な天文学の研究は、小惑星や太陽系の形成をさらに深く理解する上で、重要な役割を果たすことが予想されます。


出典: NHK

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