水俣病の公式確認70年、患者願う「真の解決」の時 現地で慰霊式
1956年に熊本県水俣市で公式に確認された水俣病。70年が過ぎました。この病気は、汚染された魚を食べた人に、神経系や四肢などに障害が起こるものです。原因は、当時水俣市にあったチッソ(現在のJXTGHD)の化学工場から出た水銀が川に流れ込んだことでした。
26日、水俣市で慰霊式が行われました。式には、患者やその家族など約200人が出席しました。式では、過去に亡くなった約2000人の水俣病患者を慰霊しました。
式では、熊本県知事の蒲島郁夫と水俣市長の上村博史が挨拶しました。熊本県知事は「水俣病の被害をなくすために、県として尽力する」と約束しました。水俣市長は「水俣病が起こった場所で、被害を受けた人たちが安らかに暮らすことができるようにしていきたい」と述べました。
式に出席した水俣病患者は、「真の解決」が必要と強調しています。患者さんは「70年間、水俣病の被害を受けてきた。まだ被害を受けている人もいます。水銀による汚染が完全に除去されるまでは、これから先も被害が続くと考えています。真の解決を望んでいます」と話しました。
水俣病の被害を受けた人は、現在も約1000人います。被害を受けた人は、四肢の麻痺、言語障害、認知障害など、さまざまな症状を抱えています。病気の原因である水銀は、人体に長期にわたって蓄積し、健康被害を引き起こします。
水俣病の問題は、単に病気の治療ではなく、社会的な問題でもあります。水俣病の被害を受けた人は、家族や地域社会から孤立したり、差別を受けたりすることがあります。被害を受けた人の人権を守るためにも、真の解決が必要です。
水俣市では、水俣病の被害を受けた人たちを支援するための施設があります。施設では、医療や福祉の支援を提供しています。施設の職員は、被害を受けた人たちが安らかに暮らすことができるように、支援活動を続けています。
水俣病は、世界的に見ても、水銀による汚染で起こった大規模な健康被害事例として知られています。水俣病の問題は、日本のみならず、世界的な問題でもあります。
水俣病の公式確認から70年が過ぎました。被害を受けた人は、真の解決を望んでいます。水俣市、熊本県、国は、水俣病の被害を受けた人たちを全面的に支援し、真の解決を目指す必要があります。水俣病の被害を受けた人たちの声に耳を傾け、被害を受けた人たちが安らかに暮らすことができるようにすることが重要です。
出典: Asahi
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