中学校のいじめ問題で第三者委が初会合 生徒は今春卒業 福島・郡山
福島県郡山市で、中学校の3年生の男子生徒がクラスの仲間からいじめを受け、登校拒否となった問題で、第三者委員会が初めて会合を開きました。男子生徒は今春、卒業したということです。
会合では、委員が10人で、いじめを受けた男子生徒の保護者や市の教育関係者などが出席していました。委員会は、男子生徒がいじめを受けた背景や、学校や市が対応してきた経緯について調べる予定です。
今月、男子生徒の保護者は、市の教育委員会に「いじめを受けたことが原因で、男子生徒は今春の中学校の卒業式に出られなかった。学校や市は、早くからいじめを知っていたにもかかわらず、十分な対応をしていなかった」として、第三者委員会の設置を要求しました。
その後、市の教育委員会は、第三者委員会を設置して調査を行うことを決めました。市は「いじめを受けた男子生徒のことを考えると、第三者委員会の調査結果をもとに、在学中にいじめを受けたことが原因で卒業式を欠席した男子生徒に卒業証書を授与することを検討したい」とコメントしています。
男子生徒が通っていた中学校では、いじめを受けたことが原因で、登校を拒否する生徒が複数いることがわかっています。第三者委員会は、男子生徒が受けたいじめの実態を調べるとともに、学校や市が在学中から対応してきた経緯についても調べる予定です。
第三者委員会の委員長は「男子生徒が受けたいじめの実態を明らかにし、生徒の安全と教育の質の向上のために、市や教育委員会と協力して進めてほしい」と述べています。
男子生徒の保護者は「第三者委員会の調査結果によっては、市に損害賠償を求めることも検討する」と述べています。福島県では、学校でのいじめ問題が相次いており、県は去年、「いじめ防止対策推進計画」を発表しました。これによると、学校でのいじめは、2019年度には県内の小中学校で250件以上発生しており、2020年度は新型コロナウイルスの影響で発生件数が減少したものの、依然として100件以上が報告されているということです。
出典: Asahi
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